○英語を使いこなすための実践的学習法/田中茂範/大修館書店/2016
ここから英語の勉強の仕方を学ぼうと思います。昨日は、英語勉強はStandだけ覚えた。 この本の第1章の最初の話題は、英語の共通語の使い方。 アメリカ英語のアメリカ文化に合わせるのか、インド人の英語を許容するか。アメリカ英語にない表現を日本人が言ったらアメリカ人は訂正するのか? それとも、許容して双方向的に調整を図るか? たとえば、僕たちはこう表現するけれど、日本人の君はこういう言い方をしていて、それも面白いねと。 こういう発想はこれからの言語学習のモデルなのかもしれない。こういう議論が書かれていて、この本には深い刺激を受ける。とても楽しい。 アメリカ人の英語、日本人の英語というのは存在しなくて、アメリカ人でも恋人と話す英語と職場で話す英語は違う。僕が使う、個としての英語、自分で理解し発話するmy Englishと著者が呼ぶ、この英語で考えなければならないと。 学ぶ 英語教材、辞書、テキスト、テレビ、教科書などこれが母集団のアメリカ英語だったりするけれど、 使う 英語は、my Englishということになる。アメリカ英語を学ぶとなると、劣等感をもったりしてアメリカ英語を基準とするが、タイ人とならお互い母語ではない英語でコミュニケーションをすることになる。自分の英語が足りないと思うのはアメリカ英語を基準とするからで、 学ぶ 英語と 使う 英語をごっちゃに見ているかららしい。 英語を使うには、学習者と表現者の顔が必要だと。学習して磨く必要はあるが、今ある英語をありったけぶつけて使う冒険心・潔さみたいな心もちが必要だと。使うことによって磨かれると。 |
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